36歳でADHDと診断された女の忘備録

日々の記録を残していこうと思います

36歳でADHDの診断を受けました

 

はじめまして、すみれと申します。

 

36歳でADHDの診断を受けました。

以前から疑いはしていたのですが、診断を受けて違ったら怖いとか、自分の努力不足だと思いこんで病院に行くのを躊躇していました。

けれど、周りの為にも自分の為にもきちんと検査をしてもらおうと決意をして病院へ検査を受けに行きました。

今回は何故検査を受けることになったのかをお話しようと思います。

 

①疑惑

以前から仕事でのミスが絶えず、人間関係も上手くいかないことにずっと悩んでいました。

何故同じミスを繰り返してしまうのか、上手くまわりに合わせられないのかと自分を責める日々が続きました。

そんなある日、テレビで大人の発達障害という特集を見ました。その時はそんな人もいるんだと軽く流し見ていたのですが時が経つにつれて、アレ?もしかして私もそうなのかな?と思い始め情報を集め始めます。

youtube、ネット、ブログ、いろんなものを見てなんとなく当てはまる様な誰にでも当てはまる様な…

うっすらと自分を疑いながらも自分が発達障害かもしれないという不安と、検査を受けて違ったら怖いし恥ずかしいという思いで中々病院に電話を掛けることができずに数年経ちました。

そんなある時、私のケツを蹴っ飛ばすような出会いがありました。

 

②推しに出会う

お恥ずかしながらいい歳をぶっこいてVtuberにドはまりしてしまいました。

そのVtuberの方は自身がADHDであることを公表して、たまにとんでもなく病むけれど楽しい配信を続けていてこの障害について少しだけポジティブに考えられるようになりました。

また、SNSでファンの人たちと交流していくとADHDの診断を受けた人が沢山いて色んな話を聞くうちに自分もしっかりこの疑惑と向き合おうと思えるようになりました。

ありがとう、推し

ありがとう、皆

 

③病院へ電話を掛ける

腹を括ったアラサーの行動は早く、翌日には病院に電話を掛けていました。

これが2022年9月のことです。

以前通ったことのある精神科だったので割とスムーズに予約が取れました。

看護師さんや、先生たちがやさしくてめちゃくちゃ助かった…

 

⑤診断が下る

約一ヵ月ほどかけて検査を受けて、ついに検査結果が出ました。

やはりADHDASDグレーの診断が下り、すごくショックを受けました。それこそ診察室で泣いてしまうくらい。

やっぱりそうだんだっていう感情と今日から障がい者として生きていくのか、とか内定をどうしようとかいろんなことを考えました。

そんな私に先生は二つの対応策と、これからの話をしてくれました。

一つは薬物療法、もう一つは職場の環境を整える方法。

けれどこの時私は後者は絶対にありえないと思っていました。何故なら内定の決まっていた職場は人数が少なく、人のフォローをしている余裕がない上に責任が重い仕事だったからです。

診断が出た瞬間に内定終わったなって思いました。無理を言って居させてもらっても迷惑がかかるし、理解を求めても相手の負担になるのが嫌だなってそんな事ばかり考えていました。

それを察したのか先生はあまり深く突っ込んで来ることはありませんでした。

結局私は内定を辞退して、薬物療法を開始しました。

マイナスな事を書きましたが、薬物療法を始めて生まれて初めて見た静かな世界やクリアな思考に感動して病院に行ってよかったなって思います。

常に頭の中で流れていたBGMは消え、家電の稼働音とか足音とか、人の気配とかが遠くなって世界ってこんなに静かで過ごしやすかったんだって気が付いてずっとずっと過ごしやすくなりました。

これから徐々に薬の量を調整していくことになるのですが、少しでも普通に近づけるならそれは素敵なことだなって思います。

もし、周りと上手く足並みを揃えられないとか、仕事で同じミスを繰り返してしまうと悩んでいるなら一度勇気を出して病院に行ってみることをおすすめします。

もしかしたら自分の心がすっと軽くなる様な事があるかもしれません。なにより、原因がわかれば対処法や悩みを共有するこができるようになると思います。

 

現実を突きつけられてまだ一週間も経っていないので感情の整理がついていないので支離滅裂ですが、少しでも誰かの役に立てればいいなと思ってこのブログを書きました。

次回はどんな検査をしたのかとか、費用についてお話したいと思います。

またお付き合いいただけたらうれしいです。